夏山を満喫~鳥海山登山~ [photolog]
こんばんは、お山の時間でございます。
8/3 猛暑の夏の夕方
ワタシは鳥海山登山を行うため、山形県遊佐町へ車を走らせております。
出発から3時間
正面にうっすらと鳥海山が見えてきましたよ。
今日の目的地は湯ノ台登山口駐車場
そこで、今晩は車中泊を行って、早朝から登山開始を目論んでおります。
登山口に向かう直線道路で鳥海山とコラボする銀バン号
到着したころは7時過ぎ
暗くなってきました。
他にも20台ほど停まっております。
ほとんど登山者でしょうね。
トイレもある駐車場なので助かります。
では、さっそく夕食
プシュ!!
夏はビールに限るね~
おつまみは焼き鳥とサラダ。非常食にカップラーメン
350mm4本ほど飲んだら、ほろ酔い気分で就寝します。
今回、銀バン号で初の車中泊。
軽自動車といえど、さすがは商用バン
後部座席を倒せばフルフラットかつ、大人二人ぐらいは余裕で寝れる広さです。
シェラフは20年以上前に購入したキャラバンという登山メーカーのウォーマーライト400S(廃盤)
小さくて軽いからバイクキャンプでも使用しております。
では、おやすみなさい。zzz.....
∑・m= チュンチュン ∑・m= チュンチュン
標高は1200メートルほどある駐車場なので寝てるとき、ヒンヤリしましたが快適でしたよ。
そして、おぉ・・・ご来光じゃ。
こっちは雲海じゃ^^
そして、鳥海山は快晴です。
これは日ごろの行いだろうな~^^
食料は棒ラーメン(一人分)、ウインナー12本、真空パックの煮卵
水は、2.5リットル、副長からもらったゼリー状のエネルギー補給とアミノ酸サプリメント
ザックに入れて5時半出発
登る前に登山届に記入するよ。
緩い坂道を終えると小川が流れてました。
軽快にわたっていきます。
約15分後滝ノ小屋に到着
そのまま進んで八丁坂を行きます。
川が流れてますが、ここも登山道らしい。
落ちないように石の上をホップステップジャンプです。
高山植物の沢山咲いてます。
花を愛でる、そして写真に収めておこう。
ミヤマトウキ
チングルマ
オニユリ
完全女子力アップ中(笑)
そんなこんなで八丁坂を登りますが、これがただひたすら登る過酷な坂でしたよ。。
それを癒してくれるのが、広大な景色と
風に揺れる可憐な高山植物です。
登り始めて1時間。
AM6;30に標高1550メートルの河原宿小屋に到着
現在小屋は閉鎖中ですが、トイレは使用可です。
ここでトイレ休憩と水分補給して、いざ出発。
八丁坂からあざみ坂へ向かいます。
その前に、この湯ノ口コースで一番テンション高くなる場所がありますよ。
はい。雪渓です。
心字雪渓というらしいです。
確かに「心」文字にもみえますな。
ちなみにコースは、一番左の「大雪渓」の左側を進み、途中で横切ったのち、
真ん中の「小雪渓」の右側を進んであざみ坂へと進みます。
じゃー行きますか!
雪渓を中心にクライムする方もおられますが、
ワタクシ、初めてですのでちょっと怖いぞ。
なのでコースに従って登ります。
縦断する箇所まで来ました。(左の岩の黄色いペンキが目印)
ロープも張られているので間違いにくいですが、霧の濃い日は十分に気を付けないとね。
では、
慎重に渡っていきましょう。
そろりそろりと進んで。。。
雪渓の上に立てました。
気温が高いせいか、雪渓自体ツルツルしてなかったので、スプーン状のくぼみを使って進んでいけましたよ。
反対側に到着。
次は小雪渓を目指します。
小雪渓に着いたところで、
同じようにロープが張られている箇所を縦断です。
いやいや、絶景だ。
本当に絶景だ。
まんず、絶景だ(笑)
大雪渓、小雪渓ともにクライムされてる人が見えますね。
あざみ坂(これもキツカッタ・・)を登り切って、最初の目的地
伏拝岳(2135メートル)に到着です。
登山開始から3時間でした。
いやーキツカッタけど、達成感Vマックス^^
そして見上げるとそこには、鳥海山の最高峰、新山が拝めましたよ。
初めて見たけど、ゴツゴツの岩だらけなんだ。
外輪山コースを新山方向に進んで、ここから稜線歩きです。
稜線歩きからすぐに行者岳(2159メートル)です。
道なりに進んで行きます。
すれ違った年配の方が「空が本当に綺麗だな~」っと仰ってました。
確かにね^^
ワタシの中ではネバーエンディングサマーモードではありますが、
既に秋の気配を感じる空模様です。
庄内平野も拝めるし、日本海も見れました。
そしてズームすると、
丁度真ん中にある駐車場。
あそこから登ったのだと思うと、すっげースタミナあるな。。
これ、自分でもびっくりしております。
外輪山コースから新山方面へ
朝早めに出発したおかげで、山小屋まで行ける時間が出来ました。
急な坂道を降りていくと、AM9:20
鳥海山大物忌神社に到着
5分ほど休憩。
時間を逆算して帰りの時間と残存体力を考えておりました。
結果、新山は登る予定はしてなかったけど、
登り30分、下り20分の時間はまだ余裕あるみたいだから、
ピーク
いっちょ行ってみますか!
ではレッツゴー!!
こっからは、ストックは使わず、手と足を使ってペイントを見ながらよじ登る時間です。
多分、下を見たら躊躇してしまうので、上ばかりを見ておりました。
途中の切通し。
なかなかのスリルが味わえます。
岩々のアップダウンを繰り返して、ようやくピークが見えてきた。
既にアドレナリンはピークですが(笑)
そして、最後のよじ登り
えっこらせ、で登りきると
AM9:44、新山(2236メートル)頂上到着
登山開始から4時間以上経過でした。
新山から秋田方面を拝む。
下は若干ガスっておりますが、仁賀保高原が見えます。
ずっと余韻に浸りたいけど、ピークはほんと狭く、かつ沢山人が登ってくるので、
風景だけを納めてすぐに撤収します。
もちろん、三脚も安定しない岩山なので、自撮りもパス。
振り返ると、
やはり鳥海山。
ピークが異常にかっこいい
数分前はあそこにいたのだと思うと感慨深いです。
また来るぜ!!
登りは切通だったけど、下りは胎内くぐりというスポットを通ります。
結構狭いです。
デジイチが数回ぶつかりました(涙)。。
ゴツゴツの岩山を降りた後は、新山東側の雪渓を渡ります。
ちょっと疲れ気味だったからか、一回スリップダウンしました(笑)
雪渓を終えた後、一休み
このタイミングでアミノサプリ(3600mg)を飲んでフルチャージ。
この後は元来た外輪山コースへ戻るわけですが、
この坂、降りるときは撮らなかったけど、いやはやすごい坂だぜ。
鎖を使って登って行きます。
10分後、外輪山コースに戻りました。
もう汗びっしょりなんです。
新山に別れを告げて、コースを戻ります。
なんかガスが出てきましたよ。
鳥海山っていつもガスがかかっているイメージが強いので
今回はめっちゃラッキーだったけど、いつもはこんな晴天は拝めないんだもんね。
AM10:56伏拝岳到着
あざみ坂を通って、再び湯ノ口コースを下ります。
1時間ほど下ってきたところで、丁度お昼になりました。
場所は小雪渓の下の端で山飯しましょう。
朝が早かったせいか、めっちゃ腹が減っておりますよ。
雪渓から流れ出た雪解け水を使用してお湯を沸かします。
めっちゃくちゃ冷たくて気持ちがいい。
今回クッカーを新調しました。
イワタニプリムス EASYCOOK NON-STICK ソロセットMです。
ワタクシ愛用しているプリムスガスコンロがスッポリ入るので収納できる強者でございます。
ちなみに、今日のランチも変わらず棒ラーメン+ウインナー
乾燥ネギと煮卵トッピングのウインナーラーメンです。
前途の通り、若かりし頃のように、めちゃくちゃお腹が空いてますので、ウインナー12本ぶっこんでおります。
眼下に広がる大雪渓を拝んで頂きましょうか。
結果、12本ペロリとたいらげる(驚!)
鳥海山登山はやはりカロリー消費が激しかった。
このクッカー、
フッ素加工していて、麺のこびりつきが無かったです。
ラーメンならメスティンよりこっちで調理した方がうまくいきそうだな。
じゃ再び下山開始。
大雪渓のあたりで気温の変化なのか、水蒸気が発生し幻想的な風景となっておりました。
PM13時、河原宿小屋に到着です。
ここで、持ってきた2.5リットルの水がすべてなくなりました。
んー、今は20リットルのザックを使用してますが、水を増やすもっと大きなザックが欲しくなってきましたよ。
ここまでの登山時間、7時間22分
スタミナを温存しつつ、最後の滝ノ小屋までゆっくり進んで行きましょう。
八丁坂を下っていきます。
朝よりも確実に気温が高いせいか、体力が限界に近づいてきているのがわかります。
足もおぼつき始めてきました。
最後の力を振り絞って、PM13:48滝ノ小屋に到着
外で水が飲めました。
ほんと、山小屋ってオアシスですね。
小屋で100名山バッチを購入して、あとは駐車場まで下ります。
そして、PM14時09分駐車場に到着です。
鳥海山、無事登山できました!!
そのまま車でちょっと下山して、鳥海山荘の湯ノ台温泉でくつろいで、18時には帰宅。
今回初めての2000M級の山で、万全を期して登山しましたが、
進むペースと暑さのため想定してた以上に水を浪費したため後半はバテ気味になってしまいましたね。
夏山自体が初登山だったので、今度はいつもよりは多めの水分を常備していこうと思います。
それと、前泊したおかげで、新山まで行けましたし、なにより天候がピーカンだったのが嬉しかったですね。
しつこいようだけど、日ごろの行いです(笑)。
さて、今度はどこの絶景を見に行こうかな。
でわでわ。。
読んだ!わたすも登山した気分~~!
ウインナー12本食べた~~(笑)
水の消費か~~、命の水だね~~
その分持って行くとなると重くなるし、でもないと命に係わる・・
山の景色も2000m級だと違うね~~
空や雲が綺麗だ・・お天気でヨカッタね~~
by ゆう (2019-08-27 01:43)
ウインナー12本入りのラーメン@@)
豪快だなぁ^^
水蒸気湧き上がる大雪渓が素敵♪
by さる1号 (2019-08-27 06:25)
いつか登ってみたい!
2200ぐらいなら高山病も大丈夫そうですね。
前夜泊要ですね。_φ(・_・メモメモ
by barbie (2019-08-27 13:26)
メタボおじさんには山登りは無理だなぁ(汗
雪渓とか一度は体験してみたいけどね。
by j-taro (2019-08-27 19:52)
こんにちは。
鳥海山初登山乙でした。
水分は大事ですね。
メスティンも、自分でフッ素コートとかできるみたいで...>最近ご紹介したメステイン本の最後の方に出てます。
by HIRO (2019-08-27 21:11)
湯ノ台登山口は山頂が近くに見えますが、意外とハードなんですね
私も雪山仲間から夏山登山に誘われますが、なかなかねぇ〜…
体力維持の為にもチャレンジしようかと思ってみたり
by Jyo (2019-08-27 21:19)
すばらしい~天国のような景色ではないですか!
滝ノ小屋ルートだったんですね。
聞いた話によると地元の八幡の小学生は学校行事で山小屋に前泊し山頂アタックするそうです。
かなりきつく泣きながら登山するということを聞いたことがあります。
庄内人ですが山頂に行ったことはありません(^-^;
そこは選ばれし山男が行く場所ですので、ANIKIさんにお任せです(^^)/
ちなみに、秋田県の矢島登山道からは4kmで頂上だそうです。
by くう (2019-08-28 21:26)
身体を動かす爽快感!一歩一歩2,236m。
その達成感が気持ち良さそう。
ANIKIさんの記事から山を登る素敵さ、充実感を感じてます。
いつも気になる棒ラ-メン。北海道では見たことないので、
そのひとときを味わう、しあわせ感にそそられております(笑)
by selen (2019-08-30 19:15)
凄い景色ですね~。
自分にはとてもチャレンジできませんが
まさに足で行く登山ならではの絶景です。
by 歳三君 (2019-08-31 10:01)
鳥海山登山,格好良いです。
吹浦の大物忌神社は参拝しましたが,山頂御本社も是非とも行ってみたいです。
by かも (2019-08-31 22:36)
>ゆうさん
初の9時間弱の登山、バテバテ感伝わりました?(笑)
今より大き目のザックに携帯ボトル用を足して今度の夏山挑戦します。
こんな晴天の鳥海山に登れてラッキーです^^
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>さる1号さん
登山しても、全く体重が減らないのはこのためです(泣)・・
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>barbieさん
酷い高山病にはならない山かと思います。それとも前泊して慣れたのかな(笑)
大山登られてましたね。ワタシもいつか登ってみたいです。
鳥海山、かっこいい山ですよ。機会があれば是非!
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>j-taroさん
綺麗な景色と美味しいラーメンのおかげで登山するたび体重増加してます。。
でも、やめられそうもないな~(笑)
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>HIROさん
メスティンのコーティング読みました。内部が傷だらけになったらやろうと思います。
夏山は水分補給との闘いです。今度は万全で挑みます^^
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>Jyoさん
4年前に体力や健康維持のために軽い気持ちで登ったら鳥海山登ってました。(笑)
距離が短い分、傾斜が強いかと思いました。
今度は山小屋一泊で秋田側から登ってみたいです。
by ANIKI (2019-09-01 20:46)
>くうさん
地元の子供があのルート登るって凄いですね。関心します。
雲がかかっている鳥海山が印象強いので、こんな晴天で登山できて山に感謝です。
庄内人ライダー代表で、山形県の一番高いところにご一緒しませんか^^
by ANIKI (2019-09-01 20:47)
>selenさん
北海道では販売してないんですね。こちらでは近所のスーパーや登山用品店で売ってます。
秋のような空を眺めながらの稜線歩きは疲れも吹っ飛ぶような気持ち良さですね。
いつか北海道行ったら羊蹄山登ってみたいです。
by ANIKI (2019-09-01 20:47)
>歳三君さん
外輪山コースから駐車場を見下ろした時、よくぞ歩いてきたもんだと自分でも驚きです。
後半バテ気味でしたので、ペース配分調整と体力づくりが課題です・・
by ANIKI (2019-09-01 20:47)
>かもさん
吹浦にあるんですね。存じませんでした。
独立峰だし、日本海からすぐ傾斜しているってかっこいいですね~
by ANIKI (2019-09-01 20:47)
雲海も凄いけど夏にこれだけ雪が見れるって絶景だ。
登った者しか見れない極上の風景に感動ですね。
by 響 (2019-09-02 20:22)
>響さん
こちらでも中々雪渓が見られる山はありません。
その雪解け水が冷たくて気持ちがいいです。
下界には戻りたくないと下山中何度も思いました(笑)
by ANIKI (2019-09-02 21:50)